素茶箱に手を加えて装飾し、
家具調に仕立てます。
『茶箱』は、その昔、茶葉を新鮮に
保存・運搬するために江戸時代後期より使われてきた杉の木箱のことです。
内側にトタンを貼っており防湿・防虫などの機能を備える優れた木箱と言えます。
文明の開化により、保存・運搬の役割は終えてしまいましたが、昨今ではこの機能の高さから、衣類や乾物などの食品、紙類の保管に用いられるように変化してきました。
収納と腰掛を併せ持つ茶箱
素茶箱には、様々な大きさがあり、
このサイズは茶葉がどれぐらい入るかで表されています。
例えば、1キロの素茶箱でしたら
木箱の中に1㎏の茶葉が入るという具合です。
今回の腰掛用の素茶箱は、
スツールサイズと呼ばれ、いわゆる、椅子を表しています。
素茶箱は、白木がむき出しで届きます。
こちらをインテリアとしてとも、使えるように装飾を施していきます。
手順
1.素茶箱に補強板をする
2.ウレタン・キルトを貼る
3.生地を決め、裁断
4.蓋、本体の順に生地を貼っていく
5.底裏を処理
6.脚をつける
以上が大まかな作業となります。
この他にも
内貼りやロックステー・取っ手などを付けることも出来ます。
マンション住まいの生徒さまは
玄関に置いてブーツを履くときに腰かけて、
スツールの中には防災グッズを入れてるとおっしゃってました。
とっさの時にも、慌てず持ち出せそうですもんね!!
昔ながらの茶箱を現代風に、変身させたスツール茶箱は
収納と腰掛を兼ねるという点では
まさに、エコな暮らしと言えます。
今あるものを、如何に有効に使うか・・・
現代を生きる私たちに問われていることでないでしょうか?
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Bienvenue(ビアンヴェニュ)
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