皆さん、ご機嫌いかがでしょうか?
お盆も過ぎ、8月も後半です。
この夏は、オリンピック観戦と
時々カルトナージュの日々を過ごしました。
暑くて、外出する気にもならず、のんびり出来ました。
さて、その成果を発表しますね(笑)
夏休み中に、苦労しながらも完成させることが出来ました。
今回のテーマは、『金具の気配をなくそう!』に決めたところからスタート。
マトリョーシカが頭に浮かんで、外箱の中に内箱が入る仕組み・・・
2段になっている箱は、カルトナージュの作品でも多く見られますが
内箱をスライドパーツ金具で引き上げる。
ここで、難関にぶち当たります(笑)
まず取り掛かったのは、サイズを決めるところから。
いつだって、誰だってここから始めますよね?
外箱の大きさを決め、次に内箱のサイズを決めていくはずです。
有効に使いたいので出来るだけ内箱を大きくしよう!
これが、大間違いでした。泣くことに・・・
上に引き上げるには、あるパーツが必要となります。
スライド金具と呼ばれるものですが
市販物ではなくて、オリジナルサイズで作ります。
上記のパーツがスライド用となります。
外・内の箱の大きさとパーツの長さに相関関係が存在し
これらがかみ合って動画のように上手く収納できる仕組みとなっています。
こだわったのは、このスライドパーツ金具の存在をなくすことでした。
皆さんも、スライドするタイプの箱は、カルトナージュの作品でも
お見かけされているのではないでしょうか?
ただし、それは・・・
パーツが外付けだと思います。
こちらの外付けタイプでは、箱の大きさにこだわる必要はありませんので
難しく考えることもなかったのですが
エレガントさを追求する上で、外付けは避けたいと思いました。
よって、内側に取り付けるタイプを選ぶことに。
そして、蓋の開け閉めにも金具を使うことなく・・・
出来上がりをご覧ください。
開閉はバックル方式を採用しています。
イニシャルエンボスでアクセントにしました。
布地は、ウィリアムモリスのチューリップです。
同系の色味のスキバルテックとコラボレーション。
イメージ通りの作品になりました。
最大の難関は、内箱の軌跡の問題でした。
数字に弱い普通のおばさんの私は
来る日も来る日も、あれこれ考えやっと
閃いた・・・(笑)
きっと、理数系が強い人だったらすぐに解る事だろうにと・・・
歯がゆくおもいながらも、めげずに取り組んだ作品になります。
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Instagramにイニシャルのエンボスの仕方を投稿していますので
参考になりましたら嬉しいです。
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