クラフト関係の講師をしてはや、26年目になります。
本日は、この仕事と切っても切れない道具類について、話せたらと思っています。
まず第一に、いい道具を持つ事が技術上達への近道になると常々感じています。
もちろん、そうではないと反論されるのも承知です。
が、後者の意見は、熟練された匠によるものだと思うんです。
まったくの初心者が、悪しき道具を使ってどんないい物が作れるのでしょう?
逆に、まったくの素人に良い道具を持たせてそれこそ、宝の持ち腐れだと反論されそうですが。
私自身の経験から言いますと、良い道具に巡り会えたその時から
格段に技術はアップすることを身を持って体験しています。
そして、素晴らしい道具に巡り会えたそれは財産です。
財産は、大切にせねばなりません。
私達、ものづくりの人間が使う道具は消耗品がほとんどのはず。
消耗品とは言え、できる限り長く使いたいと思うは私だけでしょうか?
伝統工芸や匠と呼ばれる方がたの道具の手入れは念が入ってますよね?
では、手芸関係に携わってる皆さんがたはどうですか?
道具のお手入れなさってますか?
決して安くもない道具を、長く使うには手入れがとても大事です。
私事で言うなら、カルトナージュの筆に関してお話しさせてください。


教室によっては、100円ショップの筆を推奨されてるところもあるようですが、当教室Bienvenue (ビアンヴェニュ)では、そうではありません。一本当たり600円を超えています。なぜこれを使うのかと言うと、26年前に講師デビューしたきっかけが”筆”をもつ分野だったから、筆に関してはちょっとうるさいんです。
利点は、筆の束が薄い、金属を使っていない、ナイロン性などが挙げられますが、やはり使い心地が良いのが最大の理由です。
そして、この筆は私も生徒さんも共有しています。私専用の道具はひとつたりともありません。なぜなら、分けてしまうと生徒さんが使っている物のコンディションがわからないからです。筆がバサバサしていても、カッターナイフの切れ味が落ちていても気づいてあげられないからなんです。
『そんな事、生徒さんたちが言うでしょ』って思われがちですが、案外言い難いものなんですよ。
先生に何か要求するのは…
私がそうなので。だから、常に共有しながら道具達の様子を知る!
これが私の教室のスタイルです。
話しは戻りますが、カルトナージュの教室を開講してからこれ9年。いまだ一度も買い替えた事がありません。一本600円程度。一年で70円ちょっと。どうですか?高い筆になってますか?消耗品であっても9年持ちましたし、これから先もまだまだ使えます。だって、新品とさほど変わらないんですもの…

左が新品の筆、右が9年近く使っている筆。
では、なぜそんなに長持ちするのでしょうか?
それは、手入れを怠らないから、
それと正しい手入れをしているから長持ちするんですよ。
それぞれの道具に合った、正しい手入れを身につけてしまえば怖い物なしです。
筆には筆の手入れ法 刃物には刃物の手入れ法、それぞれの手入れ法を怠らずにいると消耗品と言えども、長く愛用出来ます。大切な道具、ぜひ正しい手入れをしてお使いください。
カルトナージュの筆に関する手入れ法はYouTube にアップしておりますが、こちらは簡単手入れバージョンです。もうワンランク上のお手入れ法がありますので、後日アップしたいと思っています。
疑問や質問などがありましたら、ご遠慮なくお問い合わせ下さい。
Instagramでも作品紹介を投稿しております。
合わせて、ご覧ください。
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